コンクリートひび割れの種類と危険度!見分けるポイント

コンクリートのひび割れには、様々な種類があり、その危険度も異なります。ここでは、コンクリートのひび割れの種類と、それぞれの危険度、見分けるポイントについて解説します。まず、最も一般的なひび割れは、ヘアークラックです。ヘアークラックは、幅0.3mm以下の細いひび割れで、表面的なものが多く、構造的な問題がない場合が多いです。ヘアークラックは、コンクリートの乾燥収縮や温度変化によって発生することが多く、比較的安全なひび割れと言えます。しかし、ヘアークラックでも、数が多かったり、範囲が広かったりする場合は、注意が必要です。次に、構造クラックは、幅0.3mm以上のひび割れで、建物の構造に影響を及ぼす可能性があります。構造クラックは、不同沈下や地震などの外力によって発生することが多く、放置しておくと、建物全体の耐久性が低下する可能性があります。構造クラックは、早急な補修が必要です。そして、貫通クラックは、コンクリートを完全に貫通しているひび割れで、雨漏りの原因となる可能性があります。貫通クラックは、早急な補修が必要であり、放置しておくと、建物内部の腐食につながる可能性もあります。ひび割れを見分けるポイントとしては、まず、ひび割れの幅を測りましょう。0.3mm以下であれば、ヘアークラックの可能性が高いです。また、ひび割れの深さや、ひび割れの発生場所、ひび割れの方向に注意しましょう。もし、ひび割れの状態がよくわからない場合は、専門家に相談することをおすすめします。専門家は、ひび割れの状態を正確に判断し、適切な対処法を教えてくれます。