洗濯機を自分で設置しようとした際、アース端子がないコンセントに直面し、焦ってしまう人もいるかもしれません。アースがないからといって、安易な応急処置をしてしまうと、感電事故や機器の故障につながる危険性があります。この記事では、洗濯機アースがない場合の絶対にNGな行為と、安全な応急処置について詳しく解説していきます。まず、絶対にNGな行為として、以下の3つが挙げられます。1つ目は、「アース線を水道管やガス管に接続する」行為です。水道管やガス管は金属製であるため、アース線の代わりになるのではないかと考える人もいるかもしれませんが、これは非常に危険な行為です。水道管やガス管は、電気を通す可能性があり、漏電した場合に感電事故や火災を引き起こす可能性があります。2つ目は、「アース線を室内の金属部分に接続する」行為です。窓枠やドアノブなどの金属部分も、アース線の代わりになるのではないかと考える人もいるかもしれませんが、これも非常に危険な行為です。これらの金属部分は、必ずしも地面に繋がっているとは限らず、漏電した場合に感電事故を引き起こす可能性があります。3つ目は、「アース線を使用せずに洗濯機を運転する」行為です。アース線を使用せずに洗濯機を運転すると、漏電した場合に感電事故を引き起こす可能性があります。特に、洗濯機のように水を使う電気機器は、漏電のリスクが高いため、アース接続は必須です。これらの行為は、絶対にやめてください。次に、安全な応急処置についてですが、アース端子がないコンセントしかない場合は、アース線を使用せずに洗濯機を運転することも、やむを得ない場合があります。しかし、この場合でも、いくつかの注意点があります。まず、洗濯機の取扱説明書をよく読み、アースがない場合の注意点を確認しましょう。また、洗濯機を使用する際は、必ずゴム手袋を着用し、素手で洗濯機に触れないようにしましょう。さらに、洗濯機を使用中に、異常な振動や異音、焦げ臭い匂いなどがしたら、すぐに使用を中止し、専門業者に相談しましょう。安全に洗濯機を使用するためにも、できるだけ早く、アース付きコンセントに交換することをおすすめします。