注文住宅の引き渡しを目前に控え、最も重要なイベントの一つが内覧会です。内覧会は、実際に完成した家を隅々までチェックし、不具合がないか、設計図通りに仕上がっているかを確認する最後の機会です。この内覧会をしっかりと行うことで、引き渡し後のトラブルを未然に防ぐことができます。今回は、内覧会で絶対に確認すべき10のポイントを解説します。まず、一つ目は「設計図との照合」です。設計図と実際の建物を照らし合わせ、間取りや各部屋の広さ、窓やドアの位置が設計図通りになっているかを確認しましょう。二つ目は「建具のチェック」です。ドアや窓の開閉がスムーズか、鍵のかかり具合は問題ないかを確認しましょう。三つ目は「壁や床のチェック」です。壁や床に傷や汚れがないか、クロスやフローリングの貼り付けは綺麗かを確認しましょう。四つ目は「水回りのチェック」です。キッチン、洗面所、浴室、トイレの給水や排水は正常か、水漏れはないかを確認しましょう。五つ目は「電気設備のチェック」です。照明器具やコンセント、スイッチが正常に作動するかを確認しましょう。六つ目は「収納スペースのチェック」です。収納スペースの広さや棚の高さは適切か、扉の開閉はスムーズかを確認しましょう。七つ目は「外観のチェック」です。外壁に傷や汚れがないか、雨樋や基礎の状態は問題ないかを確認しましょう。八つ目は「断熱・気密性のチェック」です。窓やドアの隙間から風が入ってこないか、断熱材はきちんと施工されているかを確認しましょう。九つ目は「換気設備のチェック」です。換気扇が正常に作動するか、換気口の位置は適切かを確認しましょう。十個目は「その他」です。契約書や仕様書と照らし合わせ、記載されている設備や仕様になっているかを確認しましょう。これらのポイントを参考に、内覧会をしっかりと行い、不具合があれば施工会社に補修を依頼しましょう。