数年前まで、私は「捨てられない」人間でした。部屋は物で溢れ、足の踏み場もない状態。いわゆるゴミ屋敷一歩手前でした。しかし、ある出来事をきっかけに、私はゴミ屋敷からの脱却を決意し、見事に成功することができました。今回は、私の体験談を通して、「捨てられない」から脱却するための秘訣をお伝えします。私の部屋が物で溢れかえっていた原因は、主に3つありました。1つ目は、「もったいない」という気持ち。まだ使えるかもしれない、いつか使うかもしれない、という思いから、物を捨てることができませんでした。2つ目は、思い出への執着。過去の思い出が詰まった品物は、なかなか手放すことができませんでした。3つ目は、完璧主義な性格。完璧に片付けられないなら、いっそ何もしない方が良い、という考えから、片付けに着手できず、状況が悪化していきました。転機となったのは、友人からの何気ない一言でした。「このままじゃ、本当にゴミ屋敷になっちゃうよ。」その言葉が、私の心に深く突き刺さりました。このままではいけない、変わりたい、と強く思い、片付けを決意しました。まず、私は「捨てる」ことへの意識を変えることから始めました。物を捨てることは、悪いことではない。むしろ、物を手放すことで、新しいものが入ってくるスペースができる、と考えるようにしました。そして、「1年間使わなかったものは捨てる」というルールを決め、徹底的に実践しました。最初は抵抗がありましたが、少しずつ物を手放していくうちに、心が軽くなっていくのを感じました。また、物を捨てる代わりに、リサイクルショップに売ったり、フリマアプリで出品したりすることで、罪悪感を軽減することもできました。